岡山きびだんご「廣榮堂」の一品を召し上がれ!

きびだんご

 

世の中には、物語やドラマ、マンガなどの影響で「食べてみたい!」と感じる食べ物が数多く存在しますよね。

懐かしのアニメ「はじめ人間ギャートルズ」に登場した骨付き肉や、「ドラえもん」が食べているどら焼きなど、映像により擦りこまれた食べ物は、長く人間の記憶に刻み込まれる傾向にあるようです。

そんなビジュアル、ヒアリング発信グルメの最たるものと言えば、昔話・桃太郎でお馴染みの「きび団子」なのではないでしょうか。

猿・雉・犬というキャラクターが、この団子ひとつで命懸けの鬼退治に付き合ってくれるのですから、「これは絶対美味しい団子に違いない!」、そんな想像を子供の頃から膨らませていた方も多いはず。

しかしながら、それ程に有名な「きび団子」であるにも係わらず、実際に食べたことがあるという方は非常に少ないというのも事実だったりします。

本日はそんな不思議菓子・きび団子と、お取り寄せでその滋味を堪能できる名店・岡山きびだんご廣榮堂さんについてお話してみたいと思います。

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そもそのキビ(黍)ってなんだろう?

きび団子のお話の前にまず気になるのが、「そもそもキビ(黍)ってなんだろう?」ってことなのではないでしょうか。

黍は粟(あわ)・ひえなどと並ぶ雑穀の一種であり、植物学的には稲の仲間に分類される一年草の種子がその正体になります。

そんな黍の原産国はインドであるとの説が有力視されており、日本に入って来たのは弥生時代の頃であるとのこと。

その実は鮮やかな黄色をしているため「黄米」という呼び名で呼ばれ、伝来当初は主食として食べられていました。

なお、古代日本の地名で吉備の国(現在の岡山県周辺)と呼ばれた地域がありましたが、これはこの地が黍の名産地であったことに由来しているとか。

こうして日本人の生活に欠かせない雑穀として普及していった黍は、ある時は主食として、またある時はお菓子などの材料として親しまれていくのです。

また近年、雑穀米のブームなどにより健康食品として黍がクローズアップされていますが、栄養素的にはカロリーが低いことに加え、白米と比較してマグネシウム・カルシウム・食物繊維・鉄分・カリウムを多く含むとされ、血管を強くし、体内の余分な塩分の排出、骨粗鬆症予防などの効果があるとされています。

 

桃太郎のきびだんご

さて、ここでお話を再び「きび団子」に戻しましょう。

そもそも「桃太郎」という昔話が成立したのは室町時代の頃とされ、一般に広く知られるようになったのは江戸時代に入ってからといいますから、竹取物語などに比べ、かなり歴史の浅い物語であるという言い方が出来そうです。

物語のモデルとなったのは古事記・日本書紀に描かれる神話の時代の天皇・孝霊天皇(第7代)の子・吉備津彦命(きびつひこのみこと)であるとの見方が有力であり、当時発生した朝廷と吉備国の戦いを寓話化したものであるされています。

さて、そんな桃太郎のお話ですが、成立当初の文献には、驚くべきことに「きび団子」は登場していないのです。

後年になって仲間たちに与える「団子」の件が付加されますが、ここでも「きび団子」とは記されておらず、物語の舞台が岡山県(吉備の国)であったため、徐々に「この団子は、きび団子であったのだろう」と人々の想像が膨らみ、定着することとなったようです。

なお、この物語に登場する「きび団子」は蒸かした黍をそのまま使用した団子となり、非常に日持ちの悪い代物でした。

そして日持ちの悪さ故に、きび団子は土産物としては流通させることが不可能となり、こうした事情が「きび団子」を幻の団子としていったのでしょう。

しかし、こうしたお話をしているとどうしても「きび団子」が食べたくなるのが人情ですよね。

実はきび団子へのこうした想いは遥か昔からあったようで、江戸時代末期には、「きび団子を日持ちの良いものに改良しよう」というムーブメントが発生します。

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廣榮堂のきびだんご

古来のきび団子に改良を加えることを思いついたのは、1856年(安政3年)創業の老舗菓子店・廣榮堂の隠居、武田半蔵氏とその茶の湯仲間たちであったと言われます。

「茶席で供されるきび団子を、もっと日持ちさせ、旅のお供などにすることは出来ないものだろうか?」というのがこの試みの始まりであり、以来試行錯誤の日々が続きます。

そして遂に完成したのが、水飴などを混ぜたソフトな求肥餅に、きびの粉を加えた新しいタイプの「きびだんご(吉備団子)」だったのです。

このきびだんごを開発メンバーの一人であった廣榮堂さんが販売を開始することとなりますが、これが異例の大ヒット商品となり、岡山の名物としてその名を轟かせ行くこととなります。

さて、そんな岡山廣榮堂のきびだんごを食してみれば、一口サイズに切り分けられたお餅を口に含んだ瞬間、絶妙な甘みとふわふわの食感が口内を支配!

噛めば噛むほどに求肥に練り込まれた黍の香ばしい香りと、絶妙なバランスで味付けされた餅の味をこれでもかと堪能出来る逸品に仕上げられています。

実はこの廣榮堂さん、以前にご紹介した「調布」というお菓子も製造されており、この会社の求肥もちの美味しさは正に名人芸の域にまで達しているように思えます。

物語に登場するものとは少々異なりますが、岡山名菓として愛され続ける極上きびだんごを、この機会に是非ともお試し頂ければと思います。

きびだんご2

 

吉備団子について管理人より一言

子供の頃より読み聞かせされていた桃太郎のお話。

管理人もこの話は何度も聞かされておりましたが、気になるのは鬼退治の件より、動物までも魅了してしまうきび団子のお味の方でした。

ご当地グルメ情報の収集を始めた際、直ぐに岡山のきび団子の存在を知ったのですが、このお味は今ひとつのものでした。(他メーカーさんの製品)

しかしながら、岡山出身の友人にこの話をしてみたところ、「美味しくないと決め付ける前に、廣榮堂のきびだんごを食べてみろ」と言われ、早速取り寄せてみました。

見た目には他店のものとあまり変わらなく感じましたが、実際に食してみれば、そのお味は格別!

今では欠かせないお取り寄せ菓子となっております。

吉備団子発祥の店であり、求肥餅のスペシャリストでもある岡山きびだんご廣榮堂の一品を、是非一度お試し頂ければと思います!

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出典 ウィキペディア・キビ

出典 ウィキペディア・吉備団子

出典 ウィキペディア・黍団子

出典 株式会社廣榮堂HP

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