廣榮堂「調布」は、岡山で愛される絶品ご当地菓子!

調布

 

一般的に、人間は歳を経る度に、物事への感動が薄れていくと言われています。

確かに若い頃はあらゆる体験が「新鮮なもの」に感じられるでしょうが、経験を積めば新鮮味が薄れていくのも理解出来るところです。

これは「食」に対しても同じことが言えるようで、『若い内は質より量にこだわっていた』のが、年齢と共に『味重視へと変わっていく』のも、こうした心の変化によるところが大きいのかもしれません。

但し、奥深い日本の食文化の中にあっては、まだ見ぬ「珍品料理」、あまり知られていない「名品」が数多く存在していますから、「美味しいものを探求していく」という心構えさえあれば、一生を通じて『食の感動を味わい続ける』ことが出来るはずです。

そこで本日は、こうした「隠れた名品」として密かに語り継がれる岡山の絶品菓子『調布』と、地元で絶大な人気を誇っている名店・廣榮堂の調布についてお話させて頂きたいと思います。

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調布って一体?

「調布(ちょうふ)」という名のお菓子を、見たことも聞いたこともないとおっしゃる方も、少なくないのではないでしょうか。

この調布という菓子は、甘く味付けされた求肥餅を直方体に成形したものに、カステラ生地を巻き付けた岡山名物となります。

その発祥は幕末の頃、京都で和菓子店を営んでいた岡山出身の菓子職人・間野与平が開発したものとされているのです。

腕の良い菓子職人として名が売れていた間野氏は、京都の公家たちとの親交も深く、このお菓子を「調布」と名付けたのも、「千々廼舎集」「日枝の百枝」などで有名な幕末の歌人・千種有功(ちぐさありこと)卿であるとのこと。

調布2

 

なお、「調布」というネーミングの由来は、古代の税制「租庸調」の中で、布を何重にも巻いたものを税として納める制度(調布)に掛けたものであるとのことですから、京風味満載、実に雅なお名前ですよね。

こうして誕生を迎えた「調布」は、公家たちの間で人気を博して行くことになるのですが、時は動乱の時代「幕末」。

間もなくして京都では、日本の行く末を巡って薩摩・会津の連合軍と長州藩が激突した「禁門の変(蛤御門の変)」が勃発し、大混乱に陥ることとなります。

この事件を受け、間野は戦火を避けて岡山へと帰郷を果たし、この菓子が地元の名物として伝えられて行くこととなるのでした。

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岡山廣榮堂さんの調布

こうした幕末以降岡山に根付いた「調布」は、地元の人々から愛され続け、現在では多くの地元企業がこの菓子の製造・販売を行っているのです。

そんな岡山の調布市場の中で、一際高い人気を誇っているのが、本日ご紹介の「廣榮堂」さんの一品となります。

廣榮堂さんは古くから岡山県岡山市で瀬戸物屋を営まれ、幕末の安政年間にお菓子屋に転身されたといいますから、少なくとも200年以上の歴史を持つ老舗であり、もう一つの岡山名物「きび団子」発祥の店としても有名な名店です。

そんな廣榮堂さんが作る「調布」を実際に食してみれば、しっとりと上品なカステラ生地に包まれた、モチモチとした求肥餅のお味は正に絶品。

その甘過ぎず気品のある味わいは、一度に2つ、3つ食べても全く飽きの来ない、筋の良い「大人の和スウィーツ」に仕上げられているのです。

「求肥にカステラなんて味の想像が付き過ぎて・・・」そんなことを思ったあなた!

文句を言うのは、廣榮堂の調布を味わってからにして頂きたい!

調布3

 

岡山名菓・調布について管理人より一言

甘いものが大好きな管理人は、買い物などで珍しいお菓子を見付けると、必ず試しに購入してみるように心掛けております。

こうした活動を始めて早や10年が経ちますが、これだけ続けていると全く新しい味に出会うことはまず無くなり、「この店の方が餡子が旨い」、「焼き加減が良い」など、僅かな違いを感じるのみになっておりました。

そんな食の飽和状態の中で出会ったのが、こちらの廣榮堂・調布でした。

「求肥にカステラ・・・ありふれた素材だな」、などと生意気なことを考えながら頂いたのですが、これがやたらに美味しい!

求肥の軟らかさと甘み、カステラの焼き具合から、味付けに至るまで、全く非の打ち処がないばかりか、この二つの味が完璧なまでに計算され尽くした逸品であり、そのお味に驚愕してしまいました。

「食べ飽きる・・・」、そんな生意気な言葉は、私には10年も20年も早いことを痛感させられる絶品菓子でした。

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出典 ウィキペディア・調布

出典 きびだんご・和菓子 廣榮堂本店HP

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