千葉ピーナッツ饅頭で、伝統の餡子と落花生の滋味を味わい尽くせ!

日本各地には、ご当地グルメ以外にも「その地域ならではの様々な特産品」が存在しているもの。
愛媛のみかんに淡路島の玉ねぎ、青森のりんごなど、その枚挙には暇がありませんが、
こうした特産品とご当地グルメが「コラボ」を果たした商品もしばしば見受けられます。
しかしながら、地域の特産品を押したいがためか、「無理やり開発された感」のある商品も多く、そのお味は「ややガッカリ」というオチも珍しくないようです。
折角、ご当地ならでは食材を使用しているにも係らず、こうした事態になってしまうのは実に悲しいことですよね。
但し、その数は少ないものの、特産品コラボ商品の中にも『名品と呼ばれる傑作』は含まれているもので、
如何にこうした商品に巡り合うかが、ご当地グルメマニアの腕も見せ所でもある訳です。
そこで本日は千葉県の特産品落花生と、これを利用した絶品スウィーツ・千葉ピーナッツ饅頭をご紹介させて頂きたいと思います。
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そもそもピーナッツとは
柿の種やピーナッツバターなど、何かと食する機会の多いのがピーナッツ(落花生)ですが、
その栽培の様子や由来についてはあまり知られていないのが現状であるようです。
落花生は高さ約30~50cm程度の高さまで成長する、マメ亜科ラッカセイ属に属する一年草であり、夏には黄色い美しい花を咲かせます。
通常であれば、この花が枯れた後に落花生が実るはずなのですが、この植物の実は花が枯れた後、
根っこの部分に、まるでサツマイモのように実るという不思議な性質を持っているのです。
原産地については南アメリカという説が有力で、ペルーでは紀元前2500年も昔の遺跡から、
その殻が発掘されており、人間との関わりは非常に古い食べ物であるとのこと。
その後南アフリカからヨーロッパに、そして中国大陸を経由して、「南京豆」の名で日本に伝来したのが、
1706年(宝永3年)の江戸時代、犬将軍として有名な徳川綱吉の治世であったとされています。
実はこの落花生、当時のヨーロッパではあまり人気がなく、殆ど栽培されることが無かった上、
日本でもあまり注目されることは無かったようです。(沖縄(琉球)では既に栽培が始まっていたとの説あり)
そんな落花生が日本で農作物として脚光を浴びることになるのは、伝来から170年の時を経た明治時代になってからのことです。
当時の日本は積極的に海外の作物の栽培に着手しており、その一環として落花生の栽培を推奨。
この呼びかけに答えたのが千葉県であり、現在では全盛期ほどの収穫量はないものの、国産落花生の約75%を生産する一大産地となっています。
そして、そんな落花生を使用し、今密かな人気を集めているのが、「なごみの米屋」さん製造の千葉ピーナッツ饅頭なのです。
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老舗の業が光るピーナッツ饅頭
可愛らしい包装を見ると、「観光地にありがちな特産品を利用した土産物・・・」といったイメージの本品ですが、これは大きな間違いです。
こちらの商品を製造・販売されておられるのは、千葉県成田市にある「なごみの米屋」というメーカー様。
実はこの会社、明治32年に千葉の霊場・成田山の参道にて、「羊かん屋」として商いを開始したという老舗中の老舗なのです。
現在、成田山の名物ともなっている栗蒸し羊かんは、このお店が元祖となりますし、
日本で初めて羊かんに栗を入れたのも、この会社であるとの説まである「甘味のスペシャリスト」なのです。
そんな老舗が満を持して発売したのが、こちらの千葉ピーナッツ饅頭であるというのですから、これはいやがうえにも期待が高まりますよね。
実際に食してみれば、上品ながらも濃厚な白餡に、絶妙の分量で混ぜ込まれた落花生の甘露煮が非常に美味しく、
土産品どころか、純粋な和菓子としても非常に筋の良い一品に仕上げられているです。
落花生の美味しさを満喫出来る千葉ピーナッツ饅頭を是非ともお試し頂ければと思います!

千葉ピーナッツ饅頭について管理人より一言
釣りが趣味の管理には、時々ではありますが房総半島へと釣り旅行に出掛けることがあります。
勝浦タンタンメンになめろうなど、名物・ご当地グルメが多い地域でもありますから、
食事やお土産探しも楽しみのひとつのなっているのですが、そんな折に発見したのがこちらの「千葉ピーナッツ饅頭」でした。
パッケージの見た目から、「よくある特産品系の土産物だな・・・」とタカを括っていたのですが、試食品を食べてみてびっくり。
和菓子としても立派に通用する名品ではありませんか!
慌ててメーカーさんのことを調べてみれば、なるほど千葉でその名を轟かせている、
老舗メーカーさんが作っておられるとのことで、その技量の程に関心させられました。
千葉の特産品落花生を活かした珠玉のご当地甘味、千葉ピーナッツ饅頭をこの機会にお召し上がり頂ければと思います!
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出典 千葉県HP
出典 なごみの米屋HP