山口御堀堂外郎の美味しさをご堪能あれ!

山口御堀堂外郎

 

我が国には古くから伝わる優れたお菓子が、数多く存在しております。

羊羹に饅頭、煎餅や練り切りなど、その枚挙には暇がありませんが、

そんな和菓子のラインナップの中に「非常にミステリアスな一品」が含まれているのをご存じでしょうか。

それは「ういろう」と呼ばれる蒸し菓子であり、発祥からネーミングに至るまで、様々な説が交錯する「謎多きお菓子」となっているのです。

また、全国数か所で名物としても扱われていますが、そのクオリティーはピンキリで、

「美味しくないものは惨憺たる味」、されど一級品は「他の和菓子の及びも付かない程の美味しさ」となっており、実に実態の掴みきれないスウィーツと言えるでしょう。

そこで本日は謎多い和菓子「ういろう」と、お取り寄せ品として人気の山口御堀堂外郎についてお話させて頂きたいと思います。

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謎多き外郎の発祥

「ういろう」と聞いて、名古屋の名物なのでは?と思われた方も少なくないと思いますが、

実は特に有名な地域だけでも、京都・山口・小田原などで、ご当地菓子・名物として親しまれているのです。

基本的には米粉と砂糖を湯水で練り上げたものに小豆等をあしらい、蒸篭で蒸し上げた菓子となりますが、それぞれの地域で微妙に製法も異なっているとのこと。

また、そもそも「ういろう」という名前自体がかなり個性的なものとなっていますが、これを漢字で表記すると『外郎』と記すことになります。

何やら悪者の様なイメージになってしまいそうな文字ですが、この名は豊臣秀吉の時代に日本に伝わった薬(漢方薬)の名前に因んだものとされており、

本家である薬の方は、歌舞伎の題材としても取り上げられて程の、メジャーなお薬となっているのです。

 

では何故、漢方薬の名前が「お菓子の名称」に使われているかということになりますが、これには4つの説があるとされ、

  1. 薬を作った外郎家の子孫が小田原にて存続しており、これに因んでのネーミング
  2. 古来より日本にあった「色」という名のお菓子が、薬の見た目に似ていたため、「外郎」と呼ばれるようになった
  3. 名古屋の伝統菓子「生せんべい」の外観が、この薬に酷似ていたため
  4. 薬が日本に伝来した際、室町幕府の将軍に献上されたが、その際に添えられたお菓子がこの商品であったから

という、全くバラバラの説が流布しています。

どの説を採るかによって発祥地も、小田原・名古屋・京都・その他の地域と幅が広がってしまいますし、

発祥年代も古代から江戸時代まで可能性が出て来てしまうという、収拾の付かなさなとなっているです。

ただし裏を返せば、これだけ多くの説が存在し、多くの地域がご当地ものであると自負しているということは、それだけこのお菓子が美味しいものであることも事実。

そこで今回は、各地のういろうを食べ比べた管理人が、絶対の自信をもっておすすめする「山口県の御堀堂外郎」をご紹介させて頂きます。

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山口外郎について

発祥説の中では、その名が上がることのなかった山口県の外郎ですが、その歴史は意外に古く、

室町時代前期、大内氏がこの地を収めていた時代には、既に外郎を販売する店舗が存在していたと伝わります。

その発祥店は大内御堀という場所にて営業していた「福田屋」さんというお店であり、

領主が毛利氏に代わった江戸時代においても大変に繁盛しており、殿様までもがその味の大ファンであったと伝わります。

その後も数百年に渡り、外郎の名店として暖簾を守って行きますが、時代が昭和へと移り変わった際、

第二次世界大戦において福田屋は跡継ぎを失うこととなり、数百年に渡る歴史にその幕を閉じてしまいます。

「このままでは山口の外郎文化は途絶えてしまう・・・」そんな時に立ち上がったのが、福田屋で長年菓子職人を務めていた田中氏でした。

彼は福田屋の味を後世に伝えるべく「御堀堂」という製菓店を創業、以来80年間に渡り代々店を守り続けているのです。

山口御堀堂外郎2

 

さて、そんな御堀堂が提供する人気の外郎と言えば、「白外郎」と称する、ワラビをふんだんに使用した軟らかな食感が特徴の一品。

実際に食してみれば、他の地域の外郎とは比較にならないソフトな舌触りの後に、上品な甘さが口の中いっぱいに広がって行きます。

また、実に不思議なのがこの外郎、一口、二口と食べ続けていくと、グングンその食味が向上していくという点であり、

最後の一切れを呑み込んだ後には、心の底から「もう一口食べたい!」と渇望が込み上げてくる絶品なのです。

400年以上の歴史を持つ伝統の菓子ならではの旨味が堪らない、山口御堀堂外郎を是非ともご賞味頂ければと思います!

山口御堀堂外郎3

 

御堀堂外郎について管理人より一言

お菓子が大好きな管理人ですが、実は外郎だけはちょっぴり苦手意識がありました。

名古屋土産などで何度か食べたことがあったのですが、まるで寒天で固められたような食感に、

味が付いているのか、いないのかも判らない、品質の悪いものしか食べたことがなく、「外郎=いまいち」というイメージになっていたのです。

そんな時、友人のお土産として頂いたのがこちらの山口御堀堂外郎であり、

「外郎苦手なんだよな・・・」と思いながら渋々頂いたところ、その味の素晴らしさにに絶句してしまいました。

また実に不思議なのが、一口一口食べ進める毎に、何故か美味しさが急上昇していくという点であり、

「後引く美味しさ」という言葉の意味を改めて思い知らされるはずです。

管理人の外郎感を根底から覆した山口の逸品を是非ともお試し下さい!

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出典 ウィキペディア・ういろう (菓子)

出典 御堀堂HP

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