小布施堂栗落雁・栗鹿ノ子の滋味を堪能せよ!

小布施堂

 

近年になり日本食は、そのヘルシーさと味の良さ、そして料理技法の巧みさで世界的な注目を集めています。

そして2013年には、ユネスコの無形文化遺産にも「和食 日本人の伝統的な食文化」が登録されましたから、

このブームが世界的規模のムーブメントであることは間違いないようです。

繊細な出汁をとり、巧みな包丁遣いで魅せるその調理技法は、確かに「世界にも類を見ない秀逸なもの」であり、

日本人としては誇るべきものなのですが、我が国にはもう一つ忘れてはならない「食の文化」があります。

それは我が国に古くから伝承される「和菓子作りの技」であり、これも『和食と共に大切に守り抜くべきもの』であると思います。

日本の和菓子の特徴は、チョコレートやバターなど、脂分の多い材料を使用せず、

季節の食材と砂糖を巧みにお菓子へと昇華させたものとなっており、その繊細な味わいは和食の美味しさにも通ずる逸品。

そして、そんな和菓子の材料として日本人から愛され続けているのが秋の味覚の代名詞「栗」であり、

古くから我が国の食文化とは、切っても切れない縁で結ばれている食材なのです。

そこで本日は、栗の名産地の一つとして知られる長野県小布施町と、この街に伝わる栗の名菓・小布施堂栗落雁・栗鹿ノ子についてお話しさせて頂きます。

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日本人と栗

栗の木はブナ目ブナ科クリ属に属する樹木であり、日本を原産地とする植物です。

驚くべきことに、我が国の縄文時代においてはこの栗の実が主食であったことが判っており、

日本人が今存在しているのは、「栗の木があったから」と言っても過言ではない、重要な樹木なのです。

こうした歴史背景から古代より栗の栽培は全国各地で行われており、現在では茨城・熊本・愛媛・丹波地方などが名産地として知られています。

しかしながら、そんな栗産地の中には、長野県小布施町という僅か面積19km²しかない街が組み込まれているのです。

小布施堂2

 

栗の街・小布施

この街で栗の栽培が開始されたのは、1367年の室町時代であったとされます。

それまでこの地に栗の栽培を行う習慣はなかったのですが、栗の産地である丹波の豪族・荻野常倫という者がこの地にやって来て、

栗の苗を植えたことから、この街と栗の歴史がスタートするのです。

そして、珍しい栗の木は村人たちから大いに愛された上、この地の気候が栗の育成に適しており、栗栽培はこの地に根付いて行きました。

やがて江戸時代ともなると、栗の産出量こそ少ないものの、品質の良さが評価され、幕府への献上品としてその名を馳せて行きます。

 

また、江戸中期の徳川家斉公の時代には、この地にあった菓子屋の桜井甘精堂が栗を使用した楽雁(らくがん)の製造を開始し、

これが評判となり、「栗と栗菓子の街」としてその名を知られていくことになったのです。

更に時は流れ、明治に入った頃には地元で名家として知られ、酒造業を営んでいた市村家が「小布施堂」として製菓業に参入。

その際に開発したのが、栗餡と栗の実を缶に詰めた「栗鹿ノ子」であり、

極上の味と高い保存性を持つこの缶詰菓子は大ヒットを記録し、小布施の名を一気に全国区に押し上げて行きました。

この度は小布施の街にこのお店ありと言われる、小布施堂楽雁・栗鹿ノ子についてレポートしてみたいと思います。

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小布施堂の楽雁

小布施の栗菓子作りの礎ともなったのが、こちらの「栗楽雁(らくがん)」です。

澱粉に砂糖を加えて作る落雁は、元々中央アジアのお菓子でしたが、中国を経て室町時代に日本にもたらされます。

そしてこの菓子を名産品の栗で作ってしまおうと生まれたのが栗落雁であり、200年もの歴史を持つ古式ゆかしい和菓子なのです。

その味を試してみれば、一口齧った瞬間、濃厚な栗の香りと和三盆の甘さが溶け出す名品であり、

各時代の食通たちを魅了し続けて来たという、「名菓中の名菓」と呼ばれている一品となります。

 

栗鹿ノ子について

続いてご紹介するのが、小布施堂の名を、そして小布施町の名を全国に知らしめる切っ掛けとなった「栗鹿ノ子」です。

あまり馴染みのないネーミングかもしれませんが、簡単に申せば、「餡まで栗のみで造った栗きんとん」をイメージして頂ければよろしいかと。

缶詰のため1年間という名菓では有り得ない長期保存が可能である上、そのお味は正に贅沢の極み。

一口頬張った瞬間、濃厚な栗の旨味と甘みが脳を駆け巡り、

栗好きならばウットリと目を閉じてしまいそうな滋味を演出してくれます。

小布施の栗の美味しさを、日本の和菓子文化の神髄をこれでもかと教えてくれる栗尽くしの逸品、小布施堂栗落雁・栗鹿ノ子をこの機会に是非ともお試し頂きたい!

小布施堂3

 

小布施堂について管理人より一言

祖父の出身が長野県であったため、幼い頃より小布施堂の栗落雁、栗鹿ノ子を食べて育った管理人。

これまで当たり前に栗落雁・栗鹿ノ子を食べて来ましたが、大人になってみると、

身の回りにいる友人・知人たちは、あまりこのお菓子をご存じの方が多くない様子。

そんなことから、こちらのブログでご紹介させて頂くこととなりました。

モンブランなど女性は特に栗がお好きな方が多いようですが、そんな栗好きの方には、是非お試し頂きたい絶品です。

日本の栗文化、和菓子文化を語る上で欠かすことの出来ない存在、

小布施堂栗落雁・栗鹿ノ子をじっくりと味わい尽くしてみては如何でしょう。

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出典 ウィキペディア・クリ

出典 ウィキペディア・小布施町

出典 小布施堂HP

出典 nippon.com

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