鳥取名物「とうふちくわ」をご紹介致します!

とうふちくわ

 

中国地方の日本海側に位置するのが、鳥取県です。

鳥取と言えば、「砂丘」に「梨」などが頭に浮かぶかと思いますが、他の名所や名物というと、頭を抱えてしまう方も多いはず。

また近年では、スターバックスコーヒーが、他の都道府県にて全て出店されているにも係らず、「鳥取にのみお店が存在しない」ことがマスコミに取り上げられたのを憶えておられる方も多いかもしれません。(現在は既に出店済みです)

こうした報道が禍してか、本来は風光明媚な素晴らしい土地であるにも係らず、全国都道府県別 魅力度ランキング2016年版では、47都道府県中、43位という振わない結果となっていたりもします。

しかし、鳥取県には全国的に知られていないだけで、実に多くの魅力的な観光地や、名物があるのも確か。

そこで本日は、『鳥取名物「とうふちくわ」をご紹介致します!』と題して、彼の地で長年愛され続けているご当地グルメをご紹介させて頂きたいと思います。

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そもそも竹輪って?

「とうふちくわ」という名を聞いて、直ぐに映像が脳裏に浮かんだ人は、鳥取出身の方か、余程ご当地グルメに精通した者であるに違いありません。

それ程に、このメニューの知名度は非常に低いものとなっているとのこと。

このお料理の正体を簡単にご説明すれば、「竹輪の材料に豆腐を混ぜたもの」ということになりますが、これだけではなかなかイメージも湧かないことと思いますし、そもそも竹輪自体の定義も良く解らないという方も多いはず。

そこでまずは、とうふちくわの原型でもある「竹輪」のお話からスタートさせて頂ければと思います。

そもそも竹輪とは、蒲鉾と同様の原材料・魚のすり身を棒に塗り付け、焼き上げたもの指す言葉です。

その発祥は非常に古く、確認出来る最古の資料は室町時代まで時を遡るといいますから、なかなかに由緒のある食べ物である模様。

但しこの頃は、現在で言うところの「蒲鉾」との明確な区別がなかったらしく、竹輪も蒲鉾もひっくるめて『蒲鉾』と称されていた様です。

そして時代が下り、江戸時代に入るとようやく「竹輪蒲鉾」との呼び名が登場することとなります。

因みに、竹輪という名前はカットした際の形状が門松などにみられる竹の形状に似ていたことに由来しており、江戸時代には高級食品として取引されていたとか。

現在では、空洞の部分にチーズや明太子を詰めたものなども販売され、おつまみの代名詞となっていますが、当時は滅多に食べられないお惣菜として珍重されていたようです。

とうふちくわ2

 

とうふちくわの誕生

このように竹輪が高級食材であった江戸時代初期、鳥取にて「とうふちくわ」が誕生することになります。

当時の鳥取県は鳥取藩と呼ばれており、織田信長の腹心として知られる池田恒興の子孫、池田光仲が統治を行っていました。

しかしながらこの鳥取藩、その財政は常に苦しいものであったらしく、庶民は食べるものにも難儀する始末であったとか。

そこで藩主・池田光仲が推奨したと言われるのが、高級食材「竹輪」に豆腐を混ぜて作る『とうふちくわ』だったのです。

実はこの鳥取藩、古来より豆腐作りが盛んな土地であり、城下町には数多くの豆腐屋が軒を連ねていました。

しかし、豆腐だけで庶民のお腹を満たすことは難しいですし、漁業は盛んといっても竹輪や蒲鉾は高級品であり、全員に行き渡らせることは出来ない。

そんな二つの食品を見事に融合してしまったのが、こちらの「とうふちくわ」という訳なのです。

やがて「とうふちくわ」は地元の名物として伝承されて行き、現在では数多くのメーカーがこれを製造、カレー味やチーズ味など多彩なバリエーションの商品も誕生しています。

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株式会社ちむらさんの製品

そんな鳥取名物「とうふちくわ」のメーカーさんの中でも、地元で特に人気があり、厚い信頼を集めているのが、今回ご紹介させて頂く「株式会社ちむらさん」の製品となります。

ちむらさんは、鳥取市河原町に居を置く老舗メーカーさんであり、その創業は1865年(慶応元年)と言いますから、十四代将軍・徳川家茂の治世、坂本竜馬や西郷隆盛が活躍した幕末の時代ということになるでしょう。

現在では製造工場もすっかり近代化されたものとなっていますが、創業時より伝わる「豆腐7に対して、魚は3」というブレンドの黄金比を頑固に守りつつ、豆腐と水には地元鳥取産のものを用いるなど、原材料へのこだわりも並々ならぬものをお持ちの企業様ですから、そのお味には非常に期待が高まりますよね。

さて、実際にこの『とうふちくわ』を頂いてみれば、「フワフワとして豆腐の食感」と、質の高い練り物ならではの「魚の旨味」が見事に調和した逸品に仕上げられており、そのお味は正に絶品。

「そんなこと言っても、豆腐と竹輪を混ぜたただけでしょ!」というお声も聞えて来そうですが、そんな方には豆腐ハンバーグなどの味を想像して頂くの判り易いかもしれません。

豆腐ハンバーグは、肉と豆腐を混ぜにことにより、上質な食感と、肉の旨味をより強く引き出しているのが特徴となっています。

世間的には、「下手なハンバーグよりも豆腐ハンバーグの方が好き」という方も少なくありませんから、豆腐が他の食材と混ざり合った際の威力は、皆様にも容易にご理解頂けるはず。

そしてこの豆腐がもたらす『味の化学変化』を、見事に利用しているのが「とうふちくわ」であり、通常の竹輪を遥かに凌駕する美味しさに、現在着々とファンを増やし続けているのです。

鳥取の地で長年愛され続けて来た伝統の「とうふちくわ」の滋味を、この機会に是非ともお楽しみ頂ければと思います。

とうふちくわ3

 

とうふちくわについて管理人より一言

私が初めて「とうふちくわ」の存在を知ったのは、某デパートで催されていた鳥取物産展でのことでした。

鳥取の名物と言われても、あまりに思い浮かぶものがなかったため、好奇心に引かれてブースを見て回っていたのですが、鳥取バーガーや柿の葉寿司などの影にひっそりと隠れていたこの商品に目を引かれたのです。

ネーミングも、見た目も正に「そのまんま」なこちらの商品ですが、売り子のお姉さん曰く、「鳥取名物といえばこれに勝るものなし」とのことでしたので、思わず購入するに至ります。

早速、ワサビ醤油で頂いてみれば、竹輪や蒲鉾にありがちな重たい「練り物練り物した食感」や「魚臭」は殆どないにも係らず、魚の旨味を非常に上手く引き出されており、以来とうふちくわの大ファンになってしまいました。

これより数年後、某県民バラエティー番組でとうふちくわが取り上げられたのを契機に、その知名度は格段に向上したといいますが、まだまだ「知る人ぞ知る名品」と言えると思いますので、その滋味を是非ともお試し頂ければと思います。

なお、ワサビ醤油などで頂くのが基本となりますが、ケチャップやマヨネーズとの相性も抜群ですし、おでんや鍋物の具としても最適ですから、その応用範囲の広さも魅力なのではないでしょうか。

鳥取が生んだ変わり竹輪の傑作、とうふちくわを是非ともご賞味頂ければ幸いです。

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出典 ウィキペディア・とうふちくわ

出典 ウィキペディア・竹輪

出典 とうふちくわの里 ちむら

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