磯部餅の絶品をご紹介!そのまま食べられる伝統の味をお届け!

日本人の好物、そしてソウルフードにも挙げられるのが「お餅」という食材ですよね。
桜餅に草餅など、季節ごとに様々なお餅が食されていますし、通常の「白い餅」も近年では突きたてをそのままパック詰めされた商品が手軽に入手出来ますから、最早「お正月に食べるもの」という認識さえ薄らいでいるように思えます。
また、お雑煮にあんころ餅といった伝統的な調理法はもちろんのこと、餅ビザにお好み焼き、もんじゃ焼きの具材としても用いられるなど、その活躍の場は今なお広がり続けていると言えるでしょう。
しかしながら、様々なバリエーションのあるお餅の調理法の中でも、だんとつの人気を誇るものと言えば、やはり「磯辺餅」を挙げる方が圧倒的でるあると言われています。
そこで本日はそんな磯辺餅のお話と、何時でも何処でも手軽にあの味を手軽に楽しむことの出来る、おすすめの名品をご紹介してみたいと思います。
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日本の餅文化とは?
お餅と言えば、日本の伝統的な食べ物というイメージですが、実は中国や韓国、そしてその周辺の国々でも似た形状のメニューが存在しています。
但し、その多くは米粉や小麦粉を練って作る「練り餅」に分類されるものであり、日本の様にもち米から突き上げ、強烈な粘りを持つものは、我が国オリジナルであるとのこと。
そんなお餅がお正月に食べらるようになった背景には、日本に古来より根付いた「稲作信仰」が関係しているらしく、神様への捧げものとして、平安時代頃から本格的に作られるようになって行った様です。
確かに草餅や桜餅、柏餅などを見ても、節句や祝いの席で食されることが多いのには、こうした背景があってのことだったのですね。
磯辺餅について
さて、こうして庶民の間でも人気を博して来たお餅ですが、今回のテーマである磯辺餅は何時頃から食べらるようになったのでしょう。
こんな「フリ」を書いた後では非常に申し上げ難いのですが、実は「全く判らない」というのがその答えである模様。
ただネーミングに着目すれば、海苔や青海苔を使った料理によく冠される「磯辺」という文字が付けられており、現在のような板海苔が製造され始めたのが長禄年間(1457~1459年)であることから、室町時代後期から江戸時代に掛けてという推察が成り立つことになるでしょう。
そんな磯辺餅の調理法はと言えば、まずはお餅を網に乗せ、膨れてくるまでじっくりと炎で炙っていきます。
そして餅が柔らかくなったら、醤油と砂糖などで作ったタレに浸し、再び焼くという作業を何度も繰り返し、じっくり味が染みたところで、海苔を巻いて頂くのがスタンダードな作り方となるでしょう。
しかしながら磯辺餅は、桜餅や草餅のようにスーパーやコンビニのお菓子売り場で手軽に買えるメニューではなく、その度に餅を焼き、タレを作るという作業を余儀なくされるため、他の餅に比べて食する機会が極端に少ないのもまた事実。
折角、美味しいお餅の食べ方を知っているのに、なかなか食べることが出来ないのは実に悔しいものがりますよね。
そこで本日ご紹介したいのが、仁々木さんから発売されている、何時でも気軽に食べらる「磯辺餅」となります。
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仁々木さんの磯辺餅
「株式会社仁々木」さんは、京都市東山区祇園町にて「むしゃない処 仁々木」というお店を経営されている、お菓子メーカーさんとなります。
「むしゃない」という言葉に聞き覚えがないという方もおられるでしょうが、これは京言葉で「小腹を満たす」ことを指しますから、関東風に言えば「おやつ処」とでも表現するのが適切でしょう。
その名の通り、このお店では小腹が空いた時にぴったりの大福やどらやき、プリンなど様々なスウィーツを販売しておられ、その素晴らしいお味で全国のデパートなど12ヶ所に支店を持つ、知る人ぞ知る名店なのです。
そんな仁々木さんの商品の中でも、多くのファンを有しているのが、本日ご紹介の「磯辺餅」であり、ビニールの包装を破るだけで、何時でも何処でも突きたてそのままの絶品磯辺餅を味わうことの出来る商品となっています。
実際にそのお味を確かめてみれば、包装の上から触れただけでも判る餅のモチモチ感はお口の中でも充分にその実力を発揮しており、丁寧に漬け焼きされた秘伝のタレの味も極上。
海苔こそパリパリとはいかないものの、お餅とタレの織り成す素朴な美味しさのハーモニーを、これでもかと味わえる逸品に仕上げられています。
本品の様な「お餅系商品」の多くは、お餅の硬化を避けるため、求肥などを用いているため、もち米本来の「甘み」や「風味」が損なわれた製品が殆どなのですが、本品はこの難点を完璧にクリアーした仕上がりとなっていますから、「お餅にはちょっとうるさい!」という方の舌と胃袋を確実に満足させてくれるはず。
京の名店がプロデュースする絶品磯辺餅を是非ともご堪能頂ければと幸いです。

仁々木の磯辺餅について管理人より一言
自他共に認める餅好きの管理人ですが、この磯辺餅に関してだけは、食べる機会が非常に少ないのが実情です。
もちろん、餅マニアなので自宅には常に某メーカーの「パック切り餅」が常備されていますが、醤油を掛けて頂くことはあっても、何度もタレに漬け焼きした本格的な磯辺餅を頂くのは、正直手間が掛かり過ぎてしまいます。
「どうにかあの美味しさを何時でも好きな時に味わえないものか・・・」、そんなことを考えている時に発見したのがこちらの仁々木さんの磯辺餅でした。
常温で長期保存が可能というスペックから、「どうせ味は今一つなのだろう・・・」とタカを括っていたのですが、そのお味は本物。
そのままでも充分に美味しいのですが、レンジで軽く温め、パリパリの海苔を巻けば、最早言うことはありません。
ただ唯一の問題は、こちらの商品、各地の仁々木さんの店頭では販売されているものの、通販での取り扱いは行われておらず、お店で直接購入するしかないという点です。
しかし、交通費を掛けてでも食べる価値は充分にある商品ですから、餅好きの方には是非ともトライして頂ければと思います。
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出典 ウィキペディア・餅
出典 仁々木